【11月18日更新:作品リフィルセット/作品リフィル9点 追加】
ポケットアンソロジー注文表【全リスト】[エクセル][PDF]
新商品 | ブックジャケット | スターターキット |
作品リフィル あ行 | 作品リフィルセット | 作品リフィル 詩歌 |
作品リフィル か行 | 芥川龍之介 | 太田靖久 |
作品リフィル さ行 | 織田作之助 | 徳田秋声 |
作品リフィル た行 | 井伏鱒二 | 山川方夫 |
作品リフィル な行 | 後藤明生 | |
作品リフィル は行 | 坂口安吾 | |
作品リフィル ま行 | 太宰治 | |
作品リフィル や行 | 宮沢賢治 | |
作品リフィル ら行 | 山本周五郎 | |
作品リフィル わ行 | 吉田篤弘 | |
季刊 アンソロジスト | ||
一冊フォルダー
一冊フォルダー
好きな短篇を〈一冊フォルダー〉に入れてお出かけしませんか? 電車の中で読むもよし、公園のベンチで読むもよし、また行きつけの喫茶店で読むもよし。別売の〈Reading Notebook〉をはさんでメモをとりながらじっくり読むのも、またよし。布貼・箔押の高級感あふれる製本は美篶堂によるもの。手に馴染んで活字に集中できる仕様となっています。
1,980円 (税込) [JAN]4582628023419
(付属品:、使い方マニュアル)
田畑書店公式通販サイト ポケットアンソロジー 一冊フォルダー
READING NOTEBOOK
READING NOTEBOOK
感想を書いてもいいし、頭に浮かんだことを絵にしても。あなたの読書のお供として〈一冊フォルダー〉や〈ブックジャケット〉に作品リフィルと一緒に綴じてお使いください。ノートは無地で右開き、紙質は作品リフィルと同じ高級書籍用紙です。ページ数は32ページ(★4つ)です。
330円 (税込) [JAN]4582628023426
作品リフィルセット
【注文締切11月30日まで・12月23日より発送】
【谷崎潤一郎 短篇アンソロジー】 千葉俊二・編 愛と美の万華鏡
□収録作品リフィル
「刺青」
「秘密」
「詩人のわかれ」
「二人の稚児」
「青い花」
「浅草公園」
「父となりて」
チュートリアルブック「愛と美の万華鏡」
2,640円 (税込) ISBN 9784803804553
【注文締切9月14日まで・10月15日より発送】
【新美南吉 短篇アンソロジー】 千葉俊二・編 背中の殻いっぱいの悲しみ
□収録作品リフィル
「赤い蝋燭」
「デンデンムシノ カナシミ」
「小さい太郎の悲しみ」
「ごん狐」
「手袋を買いに」
「おじいさんのランプ」
「牛をつないだ椿の木」
「代用教員日記(抄)」上・下
チュートリアルブック「背中の殻にいっぱいの悲しみを背負って」
2,640円 (税込) ISBN 9784803804485
【注文締切7月12日まで・9月9日より発送】
【有島武郎 短篇アンソロジー】 上牧瀬香・編 弱きものへのまなざし
□収録作品リフィル
「お末の死」
「クララの出家」
「実験室」
「小さき者へ」
「一房の葡萄」
「卑怯者」
「子供の世界」
チュートリアルブック「弱きものへのまなざし」
2,640円 (税込) ISBN 9784803804423 C0092
【石川啄木 作品アンソロジー】 大木志門・編 エッセンシャル啄木
□収録作品リフィル
「我を愛する歌」 (『一握の砂』より)
「煙」 (「一握の砂」より)
「忘れがたき人人」 (『一握の砂』より)
「悲しき玩具」
「心の姿の研究」
「呼子と口笛」
「弓町より」
「時代閉塞の現状」
チュートリアルブック「『エッセンシャル啄木』の essence」
2,640円 (税込) ISBN 9784803804416 C0092
【小林多喜二 短篇アンソロジー】 木村政樹・編 女性と子どもたちの絶望と希望
□収録作品リフィル
「藪入」
「駄菓子屋」
「曖昧屋」
「救援ニュース No.18. 附録」
「同志田口の感傷」
「健坊の作文」
「テガミ」
「母たち」
チュートリアルブック「女性と子どもたちの絶望と希望」
2,640円 (税込) ISBN 9784803804331 C0092
【追加販売:注文締切7月12日まで・9月9日より発送】
【菊池寛 短篇アンソロジー】 掛野剛史・編 ヒューマンインタレストとしての小説
□収録作品リフィル
【収録作品】
「道を訊く女」
「病人と健康者」
「葬式に行かぬ訳」
「盗者被盗者」
「出世」
「マスク」
「流行児」
「R」
チュートリアルブック「ヒューマンインタレストとしての小説」
2,640円 (税込) ISBN 9784803804461 C0092
【太宰治 短篇アンソロジー】 小澤純・編 太宰治の「私」たち
□収録作品リフィル
「玩具」
「狂言の神」
「黄金風景」
「愛と美について」
「心の王者」
「禁酒の心」
「散華」
「未帰還の友に」
「フォスフォレッスセンス」
チュートリアルブック「太宰治の 「私」たち」
2,640円 (税込) ISBN 9784803804447 C0092
【室生犀星 短篇アンソロジー】 能地克宜・編 都会の底の底に生きる人々
□収録作品リフィル
「街裏へ」
「心臓」
「幾代の場合」
「あにいもうと」
「原稿遺失」
「続あにいもうと」
「市井鬼記」
チュートリアルブック「都会の底の底に生きる人々」
2,640円 (税込) ISBN 9784803804454 C0092
作品リフィル 文庫判・スクラム製本(綴じなし)
11月21日発売 「うしろすがたの記」関連作品リフィル9点
岡本癖三醉「癖三醉百句」
岡本癖三醉。『ホトトギス』草創期に有力俳人として活躍し、将来を嘱望されながらも離脱。有季定型とも、無季自由律とも異なるもうひとつの表現形式、有季自由律俳句を展開しようとした。子規門下の俳人のなかでも、碧・虛両者の大潮流の外にあった、第三の道。この道を進んだ俳人の世界とは、いかなるものであったか。癖三醉の眼には何が映り、そして耳には何が聞えていたのであろうか。定型時代から自由律時代まで百句を撰した。
〈★=4〉
330円 (税込) [JAN]4582628023563
尾崎紅葉「紅葉百句」
尾崎紅葉は日本近代文学を開拓した一人であり、『多情多恨』『金色夜叉』など、その小説を以て広く名を知られる。『 我楽多文庫』を拠点として旺盛に活動を展開した彼に、俳人としての顔があることは、現在ではあまり知られていない。俳句結社、秋聲會を立ち上げ、句作に勤しみ、江戸俳諧を研究した紅葉。その作は、日本派の外に系譜を繋ぎ得たかも知れない、近代俳句のもうひとつの方途を鮮明に示している。季別に百句を撰じた。
〈★=5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023570
佐藤紅綠「紅緑百句」
大正から昭和戦前に掛けての流行作家、佐藤紅綠。戯曲を書けば大入となり、少年小説を書けば、読者から圧倒的な支持を受けた。その紅綠の文学活動は、俳句から始まった。正岡子規に師事、俳論を執筆し、俳誌『とくさ』を主宰した。彼が本格的に俳句へ専念した時期は短く、その活動は文学史の陰に埋もれているかに見えるが、現在でも鑑賞に堪える作品が多数遺された。俳人、佐藤紅綠。そのすがたを読み手に示す百句を撰した。
〈★=5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023587
中塚一碧樓「一碧樓百句」
中塚一碧樓は碧門を代表する俳人、短詩人である。新傾向俳句から自由律短詩への道を歩んだ彼は、季語の有無、「俳句」の呼称にこだわらず、碧梧桐去りしのちの『海紅』を主宰し、数多の作品を遺した。一碧樓の短詩には俳句が息衝きながら、俳句とはまた異なる、新たな響きを読む者たちにもたらす。井泉水門『層雲』の「自由律俳句」とは異なるもうひとつの自由律短詩の潮流、一碧樓の詩世界が読者の前にあらわれる。百句を撰した。
〈★=4〉
330円 (税込) [JAN]4582628023594
喜谷六花「六花百句」
「默つてゐる人」喜谷六花。碧門を代表する俳詩人の一人として活動し、静かな存在感を放ち続けた。碧梧桐が『海紅』を去り、碧童や一碧樓ら句友が次々に歿したあとも、そして俳句が有季定型の時代を迎えたのちも、その制作は、短詩の追求は淡々と続けられた。六花は何を志し、何を求めて句を作り続けたか。孤塁を守るようにして、彼はいかなる詩世界を作ろうとしていたのであろうか。定型時代から短詩時代まで、百作を収めた。
〈★=4.5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023600
日野草城「草城百句」
日野草城。この俳人をどう見るかは、未だに多くの俳人にとり、ある種の試金石と言えるかも判らない。興隆期の『ホトトギス』に若き俳人として登場しながら、新興俳句の口火を切り、除籍。戦後は静かな句風に落ち着いた。かくのごとくに語られることが凡そであろうが、俳人たちは、醜聞的な語られ方のうちに、草城の姿を、俳句そのものを見過ごしてはこなかったか。彼の俳句に一貫したものは何であったか。季別に百句を撰した。
〈★=5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023617
高濱虛子「虛子「五十句集」百句」
高濱虛子。文芸結社『ホトトギス』を大組織に育て、近代俳壇の覇権を握った男。俳句により、みずからの人生を物語に仕立てた男。虛子の自撰句集もまた、名実ともに彼の城であった『ホトトギス』とともにあり、同誌五百号以降、節目の号数に応じて刊行された。これが「五十句集」である。これらの集からは、虛子本人が意図してのことかどうか、彼の句の「客観写生」を越え、物語を越えた側面が見えてくる。季別に百句を撰した。
〈★=5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023617
小杉余子「余子百句」
小杉余子という俳人がいた。松根東洋城に師事、『澁柿』の有力俳人であったが、これを離れたのちは俳壇と没交渉の日々を送り、亡くなるまで銚子の地で自適に句作した。一銀行員として生計を立て、俳句によって名声を求めなかった余子の句は、一見して平明ながら、沁み込むような面白味を読み手に与える。世に暮らしながら世を見詰め、俗を超える、俳句のひとつの在り方が、余子の句から解き放たれる。季別に百句を撰した。
〈★=4.5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023631
「『俳句三代集』別卷百作 」
昭和十四年から十五年にかけて改造社から刊行された『俳句三代集』は、全十巻からなる俳句撰集の一大企画であり、全国の俳人及びその家族から作品を公募、同時代の俳句界の様相を示した。中でもその別巻は『海紅』の中塚一碧樓、『層雲』の荻原井泉水が撰者を務め、三千四百余りの短詩作品を一冊に収めた。ここからは当時興隆した一行詩の成果を広く見渡すことができ、現代の「自由律俳句」への示唆に富む。百作撰した。
〈★=3.5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023648
9月25日発売 作品リフィル14点
「夢十夜」夏目漱石
「百年、私の墓の傍に坐って待っていて下さい。屹度逢いに来ますから」最期にそう告げて息をひきとった女に、自分はただ待っていると答えた。その日から、自分は言われたとおりに女を待ち続けることにした。しかし、女は一向に現れない。欺されたのではないかと思いはじめたその時、目の前に現れたのは――。思わず物語の続きを想像してしまうほど、明確な終わりがない本作は、十の夢へと読者を迷い込ませる。
(40頁・★5個)
330円 (税込) [JAN]4582628023020
「高瀬舟」森鴎外
「高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である。」住所不定の青年、喜助は島流しを申し渡され、静かに高瀬舟に乗っていた。護送する羽田庄兵衛に喜助は罪を犯すまでの経緯や心境を告白する。幼い頃に両親を時疫でなくした喜助とその弟は町内の人たちに育てられた。しかし、病気を患った弟が自殺を図り、首に剃刀を刺す。死にきれず苦しんで「抜いてくれ」と嘆く弟を目の当たりにし、途方に暮れた喜助はとうとう剃刀を抜いた……。
(20頁・★2.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628023112
「よだかの星」宮沢賢治
よだかは実に醜い鳥だった。他の鳥達からは「鳥の仲間の面汚し」、「かえるの親類か何かだろう」と蔑まれ、名前の似ている鷹からは今すぐに名前を変えるよう脅迫されてしまう。周囲から忌み嫌われ、それでも羽虫の命を奪ってまで惨めに生きている。そうした現状に嫌気が差し絶望したよだかはある決断をする。命の輝きを体現したかのような色彩豊かな文章で綴られる、儚くも美しいよだかの生き様の物語。
(16頁・★2個)
330円 (税込) [JAN]4582628023037
「抒情小曲集(上)」室生犀星
金沢三文豪の一人であり、小説家としても活躍した室生犀星の第二詩集。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」で始まる、「小景異情その二」を収録している。「詩は詩を求める熱情あるよき魂を有つ人にのみ理解される囁きをもつ」と主張した彼が、詩を愛する人のために作った作品たち。その数々が収録されている犀星初期の抒情詩集。複雑な生い立ちだった少年時代の哀愁や美しい故郷への思慕を透き通った文語詩でつづった、九十四編を収録。
(48頁・★6個)
330円 (税込) [JAN]4582628023051
「抒情小曲集(中)」室生犀星
金沢三文豪の一人であり、小説家としても活躍した室生犀星の第二詩集。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」で始まる、「小景異情その二」を収録している。「詩は詩を求める熱情あるよき魂を有つ人にのみ理解される囁きをもつ」と主張した彼が、詩を愛する人のために作った作品たち。その数々が収録されている犀星初期の抒情詩集。複雑な生い立ちだった少年時代の哀愁や美しい故郷への思慕を透き通った文語詩でつづった、九十四編を収録。
(28頁・★3.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628023068
「抒情小曲集(下)」室生犀星
金沢三文豪の一人であり、小説家としても活躍した室生犀星の第二詩集。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」で始まる、「小景異情その二」を収録している。「詩は詩を求める熱情あるよき魂を有つ人にのみ理解される囁きをもつ」と主張した彼が、詩を愛する人のために作った作品たち。その数々が収録されている犀星初期の抒情詩集。複雑な生い立ちだった少年時代の哀愁や美しい故郷への思慕を透き通った文語詩でつづった、九十四編を収録。
(32頁・★4個)
330円 (税込) [JAN]4582628023075
「犯人」太宰治
好き合っている〝森ちゃん〟との同棲を考える〝鶴〟は、二人で暮らすための金を貸してほしいと姉に頼む。しかし軽くあしらうように断られ、逆上した鶴は姉を刺してしまう。当初は姉を刺した事実より金が得られなかったことを残念がるが、自分は人を殺したという自覚から次第に焦燥し、自殺を考える。「自分は人類の敵だ。殺人鬼である。」突然身内に危害を加えてしまった男の諦観や焦燥の溢れる臨場感、最後に迎える切ない結末は。
(24頁・★3個)
330円 (税込) [JAN]4582628023129
「飴だま」新美南吉
春のあたたかい日に、渡し船に二人の子供を連れた女の旅人と、一人の強そうな侍が偶然乗り合わせます。いねむりをし始めた侍を見て子供たちがふふふと笑いだすと、母親は静かにするように子供たちをたしなめます。そのうち子供の一人が「かぁちゃん、飴だまちょうだい」とせがみますが、飴だまは一つしかなく──。
(8頁・★1個)
330円 (税込) [JAN]4582628023082
「子供のすきな神さま」新美南吉
子供の好きな小さい神さまがいました。神さまは普段は森の中で過ごしていますが、ときどき人の住んでいる村へ出てきて好きな子供たちと遊んでいます。雪がたくさん降った次の日、十三人の子供たちが真っ白な野原に顔を押し付けて遊んでいると、雪の上に写した顔が十四あることに気が付きます──。
(8頁・★1個)
330円 (税込) [JAN]4582628023099
「一つ身の着物」壺井栄
戦争孤児で一歳の右文という子を引き取った初老をすぎた私夫婦。娘の正子も実子ではなかったが、今はもう自然な情に結ばれた親子になっており、子育てに積極的であった。引き取った帰り道、亡くなった右文の母親のことを想い、肉親がいない赤子を育てることは右文にとって幸せなのかと葛藤を抱く。帰宅した「私」は正子と一つ身を縫うことになるが、肉親がいない正子の赤子だった頃を思い出し、言葉を詰まらせた。
(16頁・★2個)
330円 (税込) [JAN]4582628023136
「自由律短歌五十首」立原道造
立原道造は1931年7月から翌年の6月まで、前田夕暮主宰の第二期『詩歌』に参加して口語自由律短歌をつくっていた。発表された数少ない短歌には夕暮や石川啄木からの影響が感じられ、のちの詩を彷彿とさせる抒情性が鮮やかに表れている。本書はこの時期の短歌から五十首を選んだものである。
(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628023143
「高篤三 五十句」高篤三
1940年に治安維持法違反によって検挙されるまでの十年間、高浜虚子主宰の『ホトトギス』と袂を分かち、抒情性や社会性を湛えた俳句をつくった人々がいた。この新興俳句運動は連作俳句、無季俳句、戦火想望俳句に見るべき成果を残したが、本書はモダニズム詩とも連続する詩情に満ちた俳句をつくりながら、東京大空襲により早世した高篤三の句を五十句選び、発表年順に並べたものである。
(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628023044
「山椒魚」北大路魯山人
「ひとつ変ったたべものの話をしよう。」そう言って彼が語り出したのは、山椒魚という生き物の、なんとも不思議で魅力的な料理の話。滅多に人の口に入らない珍しいそれは、美食家の彼が言うに非常に美味いらしい。水洗いをして塩を揉み込み、ブツ切りにして鍋でコトコトと煮る。家中にプーンと匂う山椒の香りは、きっとあなたを「美食」の世界へと誘うだろう。ただし私達が食べることはきっと叶わないが。
(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628023150
「蝦蟇(ひきがえる)を食べた話」北大路魯山人
上海の料理屋で貼り出されていた「大田鶏」の正体はなんと蛙料理であった。いざ食ってみると非常に美味い。いつか日本でも探して食べてみようと考えていた矢先、ある陶工から「瀬戸あたりでは蝦蟇などは殆ど常食のように食っている」という話を聞き、冬の池に足を踏み入れた。手に入れた冬眠中のぐにゃぐにゃとした蝦蟇の皮を剝いで、刻んで、煮て、そうしてできた料理の味は──。
(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628023167