新商品・季刊 アンソロジストブックジャケットスターターキット
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作品リフィル 文庫判・スクラム製本(綴じなし)

「山椒魚」 井伏鱒二

「山椒魚は悲しんだ。」で始まる、言わずと知れた井伏鱒二の代表作。自分の棲み家である岩屋から、二年出ぬうちに体が大きくなり、入口の穴から出られなくなった山椒魚。「いよいよ出られないというならば、俺にも相当な考えがあるんだ」……この絶対絶命の喜悲劇的状況のなかでの、擬人化された山椒魚の内心の声、周囲の生き物たちとの関係を絶妙に描き、短い紙幅にもかかわらず深い読後感を残す、井伏文学の最高峰。(16頁・★2個)

330円 (税込)  [JAN]4582628020494

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「鯉」 井伏鱒二

早大学予科で同級となり、物を書く上での大きな支えともなった親友・青木南八からもらった大きな真っ白い鯉の話。下宿の瓢箪池に放ったのだが、転居に際して行き先に困り……大きな展開もなく、淡々とした筆致ながら、そこはかとないユーモアと親友を失った悲しみ、拠り所のない自身の身上など、複雑な味と豊かな読後感を残す。「山椒魚」「屋根の上のサワン」とともに著者が文壇に認められるきっかけともなった井伏文学上、重要な短篇。(12頁・★1.5個)

330円 (税込)  [JAN]4582628020500

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「屋根の上のサワン」 井伏鱒二

沼池の岸で鉄砲玉に傷ついた雁を見つけた「私」は家に連れ帰り治療を施した。すっかり快復した雁に私は「サワン」と名付け、風切羽根だけ短く切って庭で放し飼いをすることにした。サワンはとても人なつこく、私はそんなサワンを可愛がった。ある月の夜、サワンは屋根に上り叫ぶような鳴き声をたてた。伸ばした首の先には雁の群れが。そしてある日、サワンはいなくなった……渡り鳥との交歓を新鮮な文体で叙情豊かに描いた井伏文学の代表作のひとつ。(16頁・★2個)

330円 (税込)  [JAN]4582628020517

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「夜ふけと梅の花」 井伏鱒二

ある夜ふけのこと、空腹とくったくした気持を抱えた「私」はおでん屋でも探そうと牛込弁天町あたりを歩いていた。邸宅の高い塀の内側からは白く咲いた梅の花が覗いている。すると電柱の陰からいきなり男が現れた。男は顔にひどい傷を作っていた。何でも消防士にやられたという。だいぶ酩酊した男は事情も覚えておらず、ただ訴えてやると憤っている。最初はたまげたが、男を宥め、帰って店の主人に申し開きをするすべを授けた「私」に男は感謝して五円札を握らせるが……人間への深い洞察とユーモアに溢れた名作。(24頁・★3個)

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330円 (税込)  [JAN]4582628020524


「丹下氏邸」 井伏鱒二

田舎で収入役を勤める丹下氏は、使用人の男衆エイを折檻した。性根をいれかえてやろうというのだ。サボっていた時と同じ格好を強要するという奇妙な折檻を傍から見ていた「私」は東京から陶器の窯跡を発掘しにきた好事家。問わず語りに始めた丹下氏の話から、エイの不憫な来歴を知る。夫婦だが同じ住いを持たないエイの妻、オタツは夫の折檻を知り方向先からやってくる……備後弁のユーモラスな語り口と見事な描写が冴える不朽の名作。(28頁・★3.5個)

330円 (税込)  [JAN]4582628020531

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