新商品・季刊 アンソロジストブックジャケットスターターキット
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作品リフィル 文庫判・スクラム製本(綴じなし)

「プールのある家」 山本周五郎

この街にあるルンペンの父子がいた。父は妙にインテリでいつも息子相手に蘊蓄を垂れ、そして子はまた絶妙な相槌を打つのだった。ただ彼らの間に母の話題は決して出なかった。二人がもっぱら夢見心地で語り合うのは、彼らが建てるべき家の話だった。ある日、残飯のしめ鯖にあたったのか、子が死んだ。放心して街を歩く父親の頭に、死ぬ間際に呟いた子の声がこだまする。「プールを作ろうよ」。思わずむせぶ周五郎短篇の真骨頂。(40頁・★5個)

330円 (税込)  [JAN]4582628021163

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「わたくしです物語(上)」 山本周五郎

美濃国多治見の国家老、知次茂平の目下の心配事は、後見人を自ら任じた親友の一粒種、考之助だった。気弱で取り柄はないがとにかく美男。それが災して見かけ倒しとの定評が藩内に立ってしまった。それを挽回すべく使番を任じ、所帯を持てば人も変わるはずと固辞するところどうにか婚約までは取り付けた次第。そんな考之助がある日を境に、何故か藩内で起きた粗相の咎をすべて自分で引受けるようになった……思わぬ展開に心が温まる傑作人情話。(32頁・★4個)

330円 (税込)  [JAN]4582628021170

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「わたくしです物語(下)」 山本周五郎

美濃国多治見の国家老、知次茂平の目下の心配事は、後見人を自ら任じた親友の一粒種、考之助だった。気弱で取り柄はないがとにかく美男。それが災して見かけ倒しとの定評が藩内に立ってしまった。それを挽回すべく使番を任じ、所帯を持てば人も変わるはずと固辞するところどうにか婚約までは取り付けた次第。そんな考之助がある日を境に、何故か藩内で起きた粗相の咎をすべて自分で引受けるようになった……思わぬ展開に心が温まる傑作人情話。(36頁・★4.5個)

330円 (税込)  [JAN]4582628021187

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「落ち梅記(上)」 山本周五郎

幼友達の金之助と半三郎は双俊と呼ばれ、藩主の世子・亀之助の学友として江戸邸で起居を共にするほどだった。長じて異学を教えた咎で身をもち崩し酒と賭博に耽る半之助と、父が倒れた日から思わぬ風雪に巻き込まれる金之助。その二人の間にあって運命に翻弄される金之助の幼馴染・由利江。藩を大きく揺るがす政争の中で輝きを放つ愛と友情……大河小説に匹敵する読後感と期せずして涙を唆られるリリシズム。山本周五郎の魅力を十全に伝える名篇。(40頁・★5個)

330円 (税込)  [JAN]4582628021194

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「落ち梅記(下)」 山本周五郎

幼友達の金之助と半三郎は双俊と呼ばれ、藩主の世子・亀之助の学友として江戸邸で起居を共にするほどだった。長じて異学を教えた咎で身をもち崩し酒と賭博に耽る半之助と、父が倒れた日から思わぬ風雪に巻き込まれる金之助。その二人の間にあって運命に翻弄される金之助の幼馴染・由利江。藩を大きく揺るがす政争の中で輝きを放つ愛と友情……大河小説に匹敵する読後感と期せずして涙を唆られるリリシズム。山本周五郎の魅力を十全に伝える名篇。(40頁・★5個)

330円 (税込)  [JAN]4582628021200

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「「青べか」を買った話」 山本周五郎

著者が若い頃に住んだ浦粕(現・浦安)を舞台に描いた自伝的名作『青べか物語』の冒頭に置かれた文章。「べか舟」とは海苔採りに使う平底舟のこと。この小説を象徴する「青いべか舟」を芳爺さんから買った経緯を綴っている。芳爺さんは街でいちばん大きな貝の缶詰工場の倉庫番をしている老人で、狡猾で欲深いがそれゆえにユーモラスで人情味溢れる庶民の姿を体現する人物。著者の巧妙な筆致は著者と対象との距離感をも絶妙に表している。(16頁・★2個)

330円 (税込)  [JAN]4582628021224

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「へちまの木(上)」 山本周五郎

旗本の三男坊で、養子に出されそうになり家出した房二郎は、小網町の居酒屋で知り合った瓦版記者、木内桜谷の口利きで同じ職場、文華堂の見習いとなった。まだ世間ずれする前の二十五歳。覚えた酒に泥酔もし、これも桜谷の紹介で入った下宿の美しい後家、おるいに何かと世話を焼かれる。文華堂の主人、西川文華は女房の尻に敷かれたふりをして金を引き出す吝嗇家。ある日、給料の値上げを訴えた桜谷は解雇されてしまう……江戸情緒の中に描かれた人間模様。(40頁・★5個)

330円 (税込)  [JAN]4582628021217

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「へちまの木(下)」 山本周五郎

旗本の三男坊で、養子に出されそうになり家出した房二郎は、小網町の居酒屋で知り合った瓦版記者、木内桜谷の口利きで同じ職場、文華堂の見習いとなった。まだ世間ずれする前の二十五歳。覚えた酒に泥酔もし、これも桜谷の紹介で入った下宿の美しい後家、おるいに何かと世話を焼かれる。文華堂の主人、西川文華は女房の尻に敷かれたふりをして金を引き出す吝嗇家。ある日、給料の値上げを訴えた桜谷は解雇されてしまう……江戸情緒の中に描かれた人間模様。(40頁・★5個)

330円 (税込)  [JAN]4582628021286

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