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季刊 アンソロジスト | ||
作品リフィルセット

作品リフィルセット「川柳アンソロジー みずうみ」
【収録作品】
なかはられいこ「水の骨組み」
芳賀博子「襖はずして」
八上桐子「ほとり」
北村幸子「雫する楽器」
佐藤みさ子「空うつす」
¥1,650 (税込) ISBN 978-4-8038-0421-8 C0092
amazon 作品リフィルセット《川柳アンソロジー みずうみ》
田畑書店公式通販サイト 作品リフィルセット《川柳アンソロジー みずうみ》

作品リフィルセット「短歌アンソロジー あこがれ」
【収録作品】
「卵焼きかわいそう」(小島なお)
「笑えば翼ごと動く」(初谷むい)
「夢と胸筋」(東直子)
「黒百合」(平岡直子)
「宝石」(山崎聡子)
¥1,650 (税込) [JAN]4582628021989
amazon 作品リフィルセット「短歌アンソロジー あこがれ/憧れ」
田畑書店公式通販サイト 作品リフィルセット「短歌アンソロジー あこがれ/憧れ」
作品リフィル 文庫判・スクラム製本(綴じなし)
短歌

「歌集 無害老人計画」 上坂あゆ美
認知症を患い、周囲に対して攻撃的になる祖父を目の当たりにし将来を案ずる〈わたし〉。「祖父のあの電話以来、自分が認知症になったら、わたしはいつの時代の自分を輝かしいものとして拠り所にするのだろうか、ということをよく考える。」こうして齢三十歳にしてわたしの「無害老人計画」はスタートした──第一歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』で大きな注目を集めた著者によるエッセイと、第一歌集発表後初の連作短歌!(28頁・★3.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628020555

「空っぽの花器」岡本真帆
繋いでいた手を放して、私は一人になった。町のラーメン屋。もらった小説。一緒に観に行った映画。傘がなくて笑いながら走った土砂降りの道。思い出は日常の至るところに潜んでいて、その欠片に触れるたび、本当にこれでよかったんだろうかと不安が押し寄せる。だけど選んだことを間違いじゃなかったと思いたい。思えるように生きていきたい。この30首連作は、私のこれまでとこれからを見つめて編んだものです。(24頁・★3個)
330円 (税込) [JAN]4582628022047

「森のはなし」平井弘
「どこのがれきの隙間にもいへることだが痩せたものならとほれる」「根つからのものとはおもひたくないがまあ振り上げたほうが利き腕」……一九六一年の第一歌集刊行以来、歌集四作と寡作ながら、眼前する世界、我々が生きる社会に実際に起こっている〈何か〉を、〈それ〉とは言わない独特な語り口で描いてきた歌人が、〈そのとき〉の到来を予感させながら、〈いま〉を詠む。平井短歌の特徴である不穏さと批評性の高さを濃密に内包した連作!(20頁・★2.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022405

「牛肉とエリンギの炒め物」 水野葵以
大好きだったおばあちゃんの死、葬式、そしてそれから……。喪失感と慌ただしい日々を、柔らかな感性と言葉で包むように詠んだ連作短歌。「眠っているだけにも見えたそうじゃないことはみんなの顔でわかった」「感情の到着を待つ泣きたくも泣きたくなくもない炉の前で」生前のおばあちゃんとの思い出を綴った著者初のエッセイ「牛肉とエリンギの炒め物」併録。(28頁・★3.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628021712

《短歌アンソロジーあこがれ》
「卵焼きかわいそう」 小島なお
私にとってあこがれの対象は案外みじかなところにある。年末の電車内で聞こえた会話の「明太子、送っておいたから」という台詞や、壊れた掃除機を解体して部品ひとつから組み立てた義弟や、風呂場の電球カバーが突然勢よく外れたことを心霊現象として語る友人。遠いところにあるものは、遠すぎて感想が浮かばない。それよりも何でもない感じでそのへんに転がっているものの方が、じつは何でもなくて、かなわないな、と思う。(著者より)(20頁・★2.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628021996

《短歌アンソロジーあこがれ》
「笑えば翼ごと動く」 初谷むい
あなたはある日、天使になった。なんてことないけれど、「ぼく」にとって大切だった「あなた」とのゆるくしあわせな日々は、「あなた」の天使化によってあっけなく終わる。「あなた」が遠くに行ってしまう予感のなかで残される「ぼく」はなにを思うのか。だれかを愛すること、そして失うことについて短歌という短い詩の中で考え二〇首連作です。「ゆるい約束を重ねてゆるい約束をほどいて天使は溶けるみたいに笑う」。(著者より)(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022009

《短歌アンソロジーあこがれ》
「夢と胸筋」東直子
ドキュメンタリーの映像を観るのがとても好きです。劇的なものも、極く日常的なものも、どんなものでも興味深いです。こんなところで、こんな人が、こんなことを思って、こんなことをしている。そんな面白さを、短歌連作で群像劇のように構成できたらと思いながら編みました。どこかの、誰かの、ある一瞬。長い時間の果てであり、遠い未来への起点でもあり。生きている偶然と奇跡を思い、浮遊する言葉をただ一つの身体で模索しました。(著者より)(20頁・★2.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022016

《短歌アンソロジーあこがれ》
「宝石」山崎聡子
絵本の『幸福の王子』の挿絵の、すべてを分け与えてしまって灰色になった王子の像が怖かった。眼窩は黒っぽく落ちくぼんで、その足元には息も絶え絶えのツバメがうっとりと目を閉じた姿で横たわっている。「王子とツバメは永遠に幸せになりました」と結ばれていたけれど、私はそれを疑うより前に、その永遠を自分が生涯あじわうことがないことの理不尽にほとんど焦燥していたのだ。(著者より)(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022030

《短歌アンソロジーあこがれ》
「黒百合」平岡直子
「あこがれ」というテーマを知らされたときにすこし息を呑むような気持ちになったのは、わたしにとって短歌をつくること自体がその感情と不可分だからだ。そのせいか、今回の制作はかえってわたしのなかにひとりの人間の具体的なフォルムを浮き上がらせた。憧れとは、他人の歌に対する「どうしてこんな歌が存在するんだろう」という驚愕であり、ときに他人に対する「どうしてこんな人間が存在するんだろう」という驚愕なのだと思う。(著者より)(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022023
川柳

《川柳アンソロジー みずうみ》
「水の骨組み」なかはられいこ
「みずうみ」というテーマを前にして、その大きさ静けさ美しさに身動きできない私でした。天災は為すすべなく、人災は止むことのないこの世。川柳は何を書けばいいのか、川柳とは何なのかと、迷い続けています。それでも川柳があったから私は生きてこられたのであり、川柳のおかげですばらしい人と作品に出会えたのです。(著者より)(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]

《川柳アンソロジー みずうみ》
「襖はずして」芳賀博子
少しまとまった休みが取れたら行こう行きたいと思いながらずっと先送りしてきたみずうみの畔へ、ようやく訪れることがかなった。宿へ着くなり遅いじゃないかと誰かが笑う。界隈を歩けば樹も花も鳥も虫も新鮮な驚きをもって懐かしく慕わしい。テーマ「みずうみ」が連れて来てくれたこの地は、私がもう忘れかけていた記憶をフラッシュバックさせながら、今へ息を吹き込んでゆく。そういえばあなたともご一緒したことがあったでしょうか。(著者より)(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]

《川柳アンソロジー みずうみ》
「ほとり」八上桐子
幼いころ、高知城の堀に落ちて溺れた。からだが橋から飛び出したとき、あっ、と思ったこと、無数の泡に包まれたことだけ覚えている。苦しかった記憶はない。以来、水がこわくて好きだ。わたしを絶対に拒まず、息もできないほど包みこんでくれる水が。みずうみを書きに、みずうみへ出かけた。水を眺めていると、あらゆる感情が小さくうすっぺらな石のようになる。投げたら水面を切って遠くまで跳ねそうなそれを、手放せずに持ちかえった。(著者より)(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]

《川柳アンソロジー みずうみ》
「雫する楽器」北村幸子
滋賀に移り住み三十五年。家から琵琶湖は見えない。遥かな山並みが実は対岸なのだと意識すると、今だに不思議な気持ちになる。さらに山奥には母の故郷が、今はダム湖の底に眠っている。以前日照りで干上がった湖底から校舎や石橋が現れた事があった。遺跡のように時が止まった村のニュース映像を、母は食い入るように見ていた。あの時どんな会話をしたのか、もう忘れてしまった。近くて遠いみずうみ。(著者より)(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]

《川柳アンソロジー みずうみ》
「空うつす」佐藤みさ子
「みずうみ」というテーマを前にして、その大きさ静けさ美しさに身動きできない私でした。天災は為すすべなく、人災は止むことのないこの世。川柳は何を書けばいいのか、川柳とは何なのかと、迷い続けています。それでも川柳があったから私は生きてこられたのであり、川柳のおかげですばらしい人と作品に出会えたのです。(著者より)(12頁・★1.個)
330円 (税込) [JAN]

「自由律短歌五十首」立原道造
立原道造は1931年7月から翌年の6月まで、前田夕暮主宰の第二期『詩歌』に参加して口語自由律短歌をつくっていた。発表された数少ない短歌には夕暮や石川啄木からの影響が感じられ、のちの詩を彷彿とさせる抒情性が鮮やかに表れている。本書はこの時期の短歌から五十首を選んだものである。
(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628023143
俳句
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「子規百句(片上長閑・撰)」 正岡子規
子規の名はよく知られているが、その俳句の全容や、幅の広さが語り尽くされたとは言い難い。彼以降の俳人たちの語るところや文学史により、我々は子規、あるいは子規の句から却って遠ざかっていると言えるのではないか。写生による表現を提唱したと言われがちな、そして現実に写生を作句に活かそうとした子規の句は、実際には非常に豊かな様相を見せてくれる。本書では子規の注目すべき百句を撰し、季順、時系列順に配置した。(40頁・★5個)
330円 (税込) [JAN]4582628021088

「碧梧桐百句(片上長閑・撰)」 河東碧梧桐
河東碧梧桐とは誰か。百年の間、この問に充分な答えが出たとは言い難い。俳人碧梧桐、「俳句」の破壊者碧梧桐、 敗北者碧梧桐、革新者碧梧桐。どれも碧梧桐である。彼の人生と俳句は、捉えどころのないものとして、半ば腫れ物に触るかのような扱いを受けてきた。そこに一貫したものは何であったか。遺された句から、我々の目の前に、 動き続ける影のように生き生きとした碧梧桐の姿が蘇る。(40頁・★5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022146

「露月二百句(片上長閑 撰)」 石井露月
正岡子規門下に、石井露月という俳人がいた。彼は実力に於いて碧梧桐、虛子、鳴雪らに肩を並べると言われながら、俳壇の中央に身を置くことなく、開業医として郷里秋田に留まり続けた。その句は余戯の域を超えているにもかかわらずあまりに顧みられていない。所謂俳壇史の陰に埋もれた存在として黙殺されがちな、俳人露月。本書では、彼の遺した句から注目すべき作を撰し、季別に配した。(48頁・★6個)
330円 (税込) [JAN]4582628021729

「東洋城百句(片上長閑・撰)」 松根東洋城
俳人・松根東洋城。彼は人生修業としての俳諧を掲げ、芭蕉を尊び、俳誌『澁柿』 を主宰、子規とも虚子とも異なる有季定型の道を歩んだ。その句には、絢爛たる部分と深い闇、栄光と汚辱、快楽と痛苦、ありとあらゆるコントラストが烈しく横溢している。道場とさえ呼ばれる厳格な句会を開くほどにまで、彼を俳句に執せしめたものは一体何であったか。生前は一冊の句集をも残さなかった東洋城の俳句から、百句を撰した。(36頁・★4.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022153

岡本癖三醉「癖三醉百句」
岡本癖三醉。『ホトトギス』草創期に有力俳人として活躍し、将来を嘱望されながらも離脱。有季定型とも、無季自由律とも異なるもうひとつの表現形式、有季自由律俳句を展開しようとした。子規門下の俳人のなかでも、碧・虛両者の大潮流の外にあった、第三の道。この道を進んだ俳人の世界とは、いかなるものであったか。癖三醉の眼には何が映り、そして耳には何が聞えていたのであろうか。定型時代から自由律時代まで百句を撰した。
〈★=4〉
330円 (税込) [JAN]4582628023563

尾崎紅葉「紅葉百句」
尾崎紅葉は日本近代文学を開拓した一人であり、『多情多恨』『金色夜叉』など、その小説を以て広く名を知られる。『 我楽多文庫』を拠点として旺盛に活動を展開した彼に、俳人としての顔があることは、現在ではあまり知られていない。俳句結社、秋聲會を立ち上げ、句作に勤しみ、江戸俳諧を研究した紅葉。その作は、日本派の外に系譜を繋ぎ得たかも知れない、近代俳句のもうひとつの方途を鮮明に示している。季別に百句を撰じた。
〈★=5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023570

佐藤紅綠「紅緑百句」
大正から昭和戦前に掛けての流行作家、佐藤紅綠。戯曲を書けば大入となり、少年小説を書けば、読者から圧倒的な支持を受けた。その紅綠の文学活動は、俳句から始まった。正岡子規に師事、俳論を執筆し、俳誌『とくさ』を主宰した。彼が本格的に俳句へ専念した時期は短く、その活動は文学史の陰に埋もれているかに見えるが、現在でも鑑賞に堪える作品が多数遺された。俳人、佐藤紅綠。そのすがたを読み手に示す百句を撰した。
〈★=5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023587

中塚一碧樓「一碧樓百句」
中塚一碧樓は碧門を代表する俳人、短詩人である。新傾向俳句から自由律短詩への道を歩んだ彼は、季語の有無、「俳句」の呼称にこだわらず、碧梧桐去りしのちの『海紅』を主宰し、数多の作品を遺した。一碧樓の短詩には俳句が息衝きながら、俳句とはまた異なる、新たな響きを読む者たちにもたらす。井泉水門『層雲』の「自由律俳句」とは異なるもうひとつの自由律短詩の潮流、一碧樓の詩世界が読者の前にあらわれる。百句を撰した。
〈★=4〉
330円 (税込) [JAN]4582628023594

喜谷六花「六花百句」
「默つてゐる人」喜谷六花。碧門を代表する俳詩人の一人として活動し、静かな存在感を放ち続けた。碧梧桐が『海紅』を去り、碧童や一碧樓ら句友が次々に歿したあとも、そして俳句が有季定型の時代を迎えたのちも、その制作は、短詩の追求は淡々と続けられた。六花は何を志し、何を求めて句を作り続けたか。孤塁を守るようにして、彼はいかなる詩世界を作ろうとしていたのであろうか。定型時代から短詩時代まで、百作を収めた。
〈★=4.5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023600

日野草城「草城百句」
日野草城。この俳人をどう見るかは、未だに多くの俳人にとり、ある種の試金石と言えるかも判らない。興隆期の『ホトトギス』に若き俳人として登場しながら、新興俳句の口火を切り、除籍。戦後は静かな句風に落ち着いた。かくのごとくに語られることが凡そであろうが、俳人たちは、醜聞的な語られ方のうちに、草城の姿を、俳句そのものを見過ごしてはこなかったか。彼の俳句に一貫したものは何であったか。季別に百句を撰した。
〈★=5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023617

高濱虛子「虛子「五十句集」百句」
高濱虛子。文芸結社『ホトトギス』を大組織に育て、近代俳壇の覇権を握った男。俳句により、みずからの人生を物語に仕立てた男。虛子の自撰句集もまた、名実ともに彼の城であった『ホトトギス』とともにあり、同誌五百号以降、節目の号数に応じて刊行された。これが「五十句集」である。これらの集からは、虛子本人が意図してのことかどうか、彼の句の「客観写生」を越え、物語を越えた側面が見えてくる。季別に百句を撰した。
〈★=5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023617

小杉余子「余子百句」
小杉余子という俳人がいた。松根東洋城に師事、『澁柿』の有力俳人であったが、これを離れたのちは俳壇と没交渉の日々を送り、亡くなるまで銚子の地で自適に句作した。一銀行員として生計を立て、俳句によって名声を求めなかった余子の句は、一見して平明ながら、沁み込むような面白味を読み手に与える。世に暮らしながら世を見詰め、俗を超える、俳句のひとつの在り方が、余子の句から解き放たれる。季別に百句を撰した。
〈★=4.5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023631

「『俳句三代集』別卷百作 」
昭和十四年から十五年にかけて改造社から刊行された『俳句三代集』は、全十巻からなる俳句撰集の一大企画であり、全国の俳人及びその家族から作品を公募、同時代の俳句界の様相を示した。中でもその別巻は『海紅』の中塚一碧樓、『層雲』の荻原井泉水が撰者を務め、三千四百余りの短詩作品を一冊に収めた。ここからは当時興隆した一行詩の成果を広く見渡すことができ、現代の「自由律俳句」への示唆に富む。百作撰した。
〈★=3.5〉
330円 (税込) [JAN]4582628023648

「高篤三 五十句」高篤三
1940年に治安維持法違反によって検挙されるまでの十年間、高浜虚子主宰の『ホトトギス』と袂を分かち、抒情性や社会性を湛えた俳句をつくった人々がいた。この新興俳句運動は連作俳句、無季俳句、戦火想望俳句に見るべき成果を残したが、本書はモダニズム詩とも連続する詩情に満ちた俳句をつくりながら、東京大空襲により早世した高篤三の句を五十句選び、発表年順に並べたものである。
(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628023044
詩

「尾形亀之助詩選」尾形亀之助
「大きな戦争」が迫るなか、「なにもしない」生活を、華やかな技巧とはほど遠い詩行に写し取った亀之助。「最も小額の費用で生活して、それ以上に労役せぬこと——このことは、正しくないと君の言う現在の社会は、君が余分に費ひやした労力がそのまゝ君達から彼等と呼ばれる者のためになることにもあてはまる筈だ。」……〈彼等=社会の上位で搾取する者たち〉への抵抗を貫き、自ら餓死に近い死を選んだ伝説の詩人のエッセンスがここに!(40頁・★5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022382

「宮崎智之セレクト 中原中也名詩選」 中原中也
中原中也が生前唯一、刊行した自身の詩集『山羊の歌』と没後刊行した『在りし日の歌』、さらに未刊詩篇を含めた詩の中から八篇を選んで収録した。極度に均衡のとれた詩句、節と節との間に生じている緊張感を堪能してほしい。中原中也は、深い悲しみ、葛藤、混沌、優しさの中で詩作した。自己統一を失った詩人が、ふたたび世界をあるがままに取り戻そうとして歌った詩がここにある。(48頁・★6個)
330円 (税込) [JAN]4582628021019

「抒情小曲集(上)」室生犀星
金沢三文豪の一人であり、小説家としても活躍した室生犀星の第二詩集。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」で始まる、「小景異情その二」を収録している。「詩は詩を求める熱情あるよき魂を有つ人にのみ理解される囁きをもつ」と主張した彼が、詩を愛する人のために作った作品たち。その数々が収録されている犀星初期の抒情詩集。複雑な生い立ちだった少年時代の哀愁や美しい故郷への思慕を透き通った文語詩でつづった、九十四編を収録。
(48頁・★6個)
330円 (税込) [JAN]4582628023051

「抒情小曲集(中)」室生犀星
金沢三文豪の一人であり、小説家としても活躍した室生犀星の第二詩集。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」で始まる、「小景異情その二」を収録している。「詩は詩を求める熱情あるよき魂を有つ人にのみ理解される囁きをもつ」と主張した彼が、詩を愛する人のために作った作品たち。その数々が収録されている犀星初期の抒情詩集。複雑な生い立ちだった少年時代の哀愁や美しい故郷への思慕を透き通った文語詩でつづった、九十四編を収録。
(28頁・★3.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628023068

「抒情小曲集(下)」室生犀星
金沢三文豪の一人であり、小説家としても活躍した室生犀星の第二詩集。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」で始まる、「小景異情その二」を収録している。「詩は詩を求める熱情あるよき魂を有つ人にのみ理解される囁きをもつ」と主張した彼が、詩を愛する人のために作った作品たち。その数々が収録されている犀星初期の抒情詩集。複雑な生い立ちだった少年時代の哀愁や美しい故郷への思慕を透き通った文語詩でつづった、九十四編を収録。
(32頁・★4個)
330円 (税込) [JAN]4582628023075