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作品リフィルセット 2点
作品リフィル 18作品
ポケットアンソロジー注文表【全リスト】[エクセル][PDF]
新商品・季刊 アンソロジスト | ブックジャケット | スターターキット |
作品リフィル あ行 | 作品リフィルセット | 作品リフィル 詩歌 |
作品リフィル か行 | 芥川龍之介 | 太田靖久 |
作品リフィル さ行 | 織田作之助 | 徳田秋声 |
作品リフィル た行 | 井伏鱒二 | |
作品リフィル な行 | 後藤明生 | |
作品リフィル は行 | 坂口安吾 | |
作品リフィル ま行 | 太宰治 | |
作品リフィル や行 | 宮沢賢治 | |
作品リフィル ら行 | 山本周五郎 | |
作品リフィル わ行 | 吉田篤弘 | |
季刊 アンソロジスト
季刊 アンソロジスト 2022年 春 創刊号
芥川龍之介の短編小説
定価 880円(税込) [ISBN]9784803803983
amazon 季刊 アンソロジスト 2022年 春 創刊号
田畑書店公式通販サイト 季刊 アンソロジスト 2022年 春 創刊号
季刊 アンソロジスト 2022年 夏季号
太宰治の短編小説
定価 1,100円(税込) [ISBN]9784803803983
アンソロジスト vol.4
短歌アンソロジー あこがれ
定価 880円(税込)[ISBN]9784803804058
アンソロジスト vol.6
川柳アンソロジー みずうみ
定価 880円(税込) [ISBN]9784803804225
作品リフィルセット
【徳田秋声 短篇アンソロジー】
大木志門・篇 余震の一夜・和解 他六篇
□収録作品リフィル
「私」
「痛み」
「感傷的の事」
「余震の一夜」
「風呂桶」
「和解」
「勲章」
「喰われた芸術」
¥2,200 (税込) ISBN 978-4-8038-0425-6 C0092
amazon【徳田秋声 短篇アンソロジー】大木志門・篇 余震の一夜・和解 他六篇
田畑書店公式通販サイト【徳田秋声 短篇アンソロジー】大木志門・篇 余震の一夜・和解 他六篇
【ポケットアンソロジー 作品リフィルセット】
梅﨑実奈 選 そのときがきたら
□収録作品リフィル
芥川龍之介「蜘蛛の糸」
海野十三 「もくねじ」
中島敦 「巡査の居る風景」
尾形亀之助「尾形亀之助詩選」
宮柊二 「山西省 (抄)」
石原吉郎 「沈黙と失語」
平井弘 「森のはなし」
¥1,980 (税込) ISBN 978-4-8038-0426-3 C0092
amazon【ポケットアンソロジー 作品リフィルセット】梅﨑実奈 選 そのときがきたら
田畑書店公式通販サイト 【ポケットアンソロジー 作品リフィルセット】梅﨑実奈 選 そのときがきたら
作品リフィル
「私」徳田秋声
日露戦争下のある晩、日本軍が遼陽を攻め落としたことを告げる号外が街を駆け抜けた。「お国の勝利」の喜びは人々を賑やかに満たしていく。ただ一人、私だけを残し……。戦勝に沸く華やかな国民の姿と、その裏に確かに存在した無数の犠牲者の姿が、名もなき「私」の眼を通して密やかに浮かび上がる。飾らない現実を切り取ることで人生が鮮やかに活写される、秋声文学の魅力を今に伝える掌篇。(8頁・★1個)
330円 (税込) [JAN]4582628022276
田畑書店公式通販サイト 「私」徳田秋声
「痛み」徳田秋声
職業婦人である松枝は、派手好きで情の薄い最初の結婚相手と別れ、二度目の夫と新生活を送っている。しかし再婚した夫は嫉妬深く、執着心が強いうえに精神も非常に不安定で、松枝はたびたび酷い暴力をふるわれていた。理不尽な暴力から逃れるために練った計画により、夫の態度は改善へと向かうが、おとなしくなった夫に松枝は次第に物足りなさを感じはじめる……。倒錯的でいびつな夫婦の関係性を描いた秋声異色の短篇。(20頁・★2.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022283
田畑書店公式通販サイト 「痛み」徳田秋声
「感傷的の事」徳田秋声
家郷から離れて暮らしていた「私」は、十年振りに母の元を訪れる決心をする。それほどまでに時が空いてしまったのに大した理由はなく、ただ母の甘さへの反感が足を遠ざけさせていたのであった。郷里への汽車に乗った「私」は、その道すがら過去を振り返り、いかに自分が母を顧みて来なかったかに気付いてゆき、そして母と再会を果たすが……。感情の疎隔と時の流れの残酷さ、過去への悔恨が痛みのように刻み付けられた自伝的一篇。(24頁・★3個)
330円 (税込) [JAN]4582628022290
田畑書店公式通販サイト 「感傷的の事」徳田秋声
「余震の一夜」徳田秋声
関東を襲った未曾有の地震の際に「私」は家族のそばにいなかったことを妻に恨めしく思われていた。ある夜、強い余震を感じて戸外へ出ると、いまにも倒れそうな不安定なわが家が目に入る。しかし家を離れる決断もできず、安住を得られない一家の頭をよぎるのは、災害を生き延びた老婆たちのたくましい姿であった。作者自身の体験を元にして、過ぎ去ってもなお人心を揺るがし続ける関東大震災直後の一夜を切り取った短篇。(24頁・★3個)
330円 (税込) [JAN]4582628022306
田畑書店公式通販サイト 「余震の一夜」徳田秋声
「風呂桶」徳田秋声
年老いてゆく自身を憂い、四季折々の自然や成長めざましい子どもたちにさえ、自身の残り少ない寿命を連想してしまう津島。古くなった風呂桶を買い換えるに際して、何でもないことから生じた妻との喧嘩の中で、不意に芽生えた暴力性に亡き父親の面影を見る。人生の下り坂にさしかかった一人の男が直面するある日の出来事を通して、いずれ誰にでも訪れる「老い」という問題が恬淡と描かれた秋声「心境小説」の代表的短篇。(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022313
田畑書店公式通販サイト 「風呂桶」徳田秋声
「和解」徳田秋声
O—先生を崇拝していたK―と、尊敬しながらも対等に接し続けた「私」。先生の死後、二人は価値観の相違から決別してしまう。それから三十年、K―の弟が「私」のアパートを訪れたことから二人の運命は再び交差し始める。最初は顔を合わせることさえ躊躇していた「私」だったが、やがて共に先生の話をするまでにK―との関係が修繕していく。果たして二人は和解することが出来たのか。兄弟子である泉鏡花との確執を経て書かれた秋声の名作短篇。(36頁・★5.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022320
田畑書店公式通販サイト 「和解」徳田秋声
「勲章」徳田秋声
分相応な結婚を望んで惣一に嫁いだかな子だったが、幸福なはずの新生活は想像とは全く違っていた。吝嗇な義父に迫られたことで同居に耐えられなくなった彼女は、独立して夫婦二人で暮らすことを決めるも、博打に明け暮れる夫に毎日の苦労は絶えず、周囲からは離婚をすすめられるが……。戦時下の東京を舞台に庶民の夫婦のなし崩しの生を描いた秋声後期の好短篇。(28頁・★3.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022337
田畑書店公式通販サイト 「勲章」徳田秋声
「喰われた芸術」徳田秋声
「六月の或日、ふと思い立って、彼は久しぶりでK—先生の未亡人を郊外のその家に訪ねて見た。」——尾崎紅葉没後、秋声が困窮する紅葉遺族を見かねて菊池寛と共に中央公論社から『尾崎紅葉全集』を出版した経緯を描いた生涯最後の短篇。同門たちとの別れやその遺族との交流を残された者の視点で描き出し、紅葉門の兄弟子である泉鏡花との「K—先生の芸術」をかけた因縁話とも読める。(28頁・★3.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022344
田畑書店公式通販サイト 「喰われた芸術」徳田秋声
「蜘蛛の糸」芥川龍之介
極楽の蓮池のふちを散歩していた御釈迦様は、水晶のような池の水の底から真下にある地獄の底を垣間見た。そこには犍陀多という男が蠢いていた。この男は悪党だったが、たった一ついいことをしていた。小さな蜘蛛の命を助けたのだ。その報いに地獄から救い出してやろうとしたお釈迦様は、極楽の蜘蛛の糸を手に取り、地獄の底にそっと下ろしたのだが……児童文学の名篇として歴代数多の教科書にも掲載された芥川文学屈指の寓話。(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022351
田畑書店公式通販サイト 「蜘蛛の糸」芥川龍之介
「もくねじ」海野十三
〈大東亜戦争〉の〈国際放送機〉に使われることを夢見ていた「もくねじ」だったが、検査で欠陥が見つかってしまう。しかし、不良品に分別され嘆き悲しんでいた「もくねじ」にもやがて幸運が訪れる。話に夢中の若い工員によってよく確かめられないまま放送機に装着されてしまったのだ。ところが現場に到着したところで再び不運に見舞われ……戦時下における忠誠心と運命の皮肉に翻弄される様を「もくねじ」に託して描く異色作。(24頁・★3個)
330円 (税込) [JAN]4582628022368
田畑書店公式通販サイト 「もくねじ」海野十三
「巡査の居る風景」中島敦
父の転勤により青春期のほとんどを過ごした植民地・朝鮮の町を舞台にした一九二三年、作者二十歳の時の作品。朝鮮人の巡査を語り手として、すさみきった厳冬の街の風景のなかに、日本人と朝鮮人のいびつな関係、自らのアイデンティティに悩む巡査の内面と、署長と口論をしたかどで解雇される非運を描く。とりわけ東京で夫を亡くした街娼が、客から関東大震災の朝鮮人大虐殺の話を聞き、取り乱して逮捕される場面が生々しい。(28頁・★3.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022375
田畑書店公式通販サイト 「巡査の居る風景」中島敦
「尾形亀之助詩選」尾形亀之助
「大きな戦争」が迫るなか、「なにもしない」生活を、華やかな技巧とはほど遠い詩行に写し取った亀之助。「最も小額の費用で生活して、それ以上に労役せぬこと——このことは、正しくないと君の言う現在の社会は、君が余分に費ひやした労力がそのまゝ君達から彼等と呼ばれる者のためになることにもあてはまる筈だ。」……〈彼等=社会の上位で搾取する者たち〉への抵抗を貫き、自ら餓死に近い死を選んだ伝説の詩人のエッセンスがここに!(40頁・★5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022382
田畑書店公式通販サイト 「尾形亀之助詩選」尾形亀之助
「山西省 (抄)」宮柊二
戦後を代表する歌人・宮柊二の第二歌集『山西省』は、日中戦争での自身の従軍体験を記録した戦争文学の名作。宮はその後記にこう記す。「本集の作品は、主として中国北部大陸に、それも津波のやうな山脈の重畳にばかり戦つて来た無名の、それは歌人でもなく思想人でも無かつた一人の補充兵が、例へて言へば丁度、魚が水面に噞喁ふやうにして記した感慨の断片の蒐積に過ぎない。」……だからこそ、いま読まれるべき作品集!(20頁・★2.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022399
田畑書店公式通販サイト 「山西省 (抄)」宮柊二
「沈黙と失語」石原吉郎
シベリアで八年に及ぶ収容所生活を送った詩人が、壮絶な体験から〈沈黙〉と〈失語〉について深い思索を巡らす。静寂が同時に轟音とも感じられるシベリア密林。一日は無限に長く一年は驚くほど短い。異常なものが徐々に日常的なものへ還元されて行くという異常のなか、平均化され無個性化されるほどに〈平和〉は訪れる。「言葉がむなしいのではない。言葉の主体がすでにむなしいのである」詩人の思考はまさに現代日本に生きる我々の胸をえぐる。(28頁・★3.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022412
田畑書店公式通販サイト 「沈黙と失語」石原吉郎
「森のはなし」平井弘
「どこのがれきの隙間にもいへることだが痩せたものならとほれる」「根つからのものとはおもひたくないがまあ振り上げたほうが利き腕」……一九六一年の第一歌集刊行以来、歌集四作と寡作ながら、眼前する世界、我々が生きる社会に実際に起こっている〈何か〉を、〈それ〉とは言わない独特な語り口で描いてきた歌人が、〈そのとき〉の到来を予感させながら、〈いま〉を詠む。平井短歌の特徴である不穏さと批評性の高さを濃密に内包した連作!(20頁・★2.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022405
田畑書店公式通販サイト 「森のはなし」平井弘
「煙草と悪魔」芥川龍之介
国内に本来なかった煙草という植物は、どういう経緯で日本にもたらされたか? この疑問に答える諸説の中から、天主教のバテレンが連れてきた伊留満(神弟)に化けた悪魔によるものとして描く。信者を悪の道に誘惑するつもりでいたが、信者があまりにも少ないのに肩透かしをくらった悪魔は、無聊を紛らわすため畑に煙草の種を撒いた。そして、すくすくと育った煙草を見た牛商人とある賭けをしたが……寓意とアイロニーに満ちた好篇。(20頁・★2.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022269
田畑書店公式通販サイト 「煙草と悪魔」芥川龍之介
「煙管」芥川龍之介
加賀百万石の藩主、前田斉広の携える金無垢の煙管の豪奢さは、参勤で登城する江戸城の中でも噂の的だった。斉広にとっては愛玩の対象というより前田家の威厳を示さんがための煙管だったので、御数寄屋坊主、河内山宗俊の大胆な申し出に、気前の良さを示そうとまんまとせしめられてしまう。それを聞いたご用部屋の三人の役人は一計を案じ、斉広に銀の煙管を持たせることにしたが……権威と虚栄、物欲とその空しさを小気味良い筆致で描く好短篇。(20頁・★2.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628022252
田畑書店公式通販サイト 「煙管」芥川龍之介
「短いトンネルの先に」太田靖久
大雨が降った翌日、小説家はコーヒーの粉を買いにぶらりと散歩に出た。桜並木の先の古い小学校の佇まいに、ふと郷里で通った小学校を思い出す。短いトンネルの先その小学校はあった。喫茶店の本棚で幸田文の『父・こんなこと』を読んでいるうちに創作の刺激を受けた小説家は、興奮醒めやらぬままでたらめに町を歩く。そこで見つけたトンネルの先には……短い紙幅のなかに、複雑に絡み合う小説家の生活と創作の関係を描いた短篇!(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628021835
田畑書店公式通販サイト 「短いトンネルの先に」太田靖久
「カラスの味」太田靖久
担任の女性教師、大垣先生に「カラス」というあだ名をつけられたおかげで、わたしは暗い中学生活を送った。活動的だががさつな性格の先生がわたしは嫌いだった。地元から離れた高校に進んでようやくしがらみから自由になったわたしは、ある日、恩師のお葬式に出るという父親に付き添って福岡を訪れる。そして父の友人が営むジビエレストランで初めて食べたカラスの肉に、なぜか大垣先生を思った——人生の複雑な味を巧妙に描く短篇。(12頁・★1.5個)
330円 (税込) [JAN]4582628021842
田畑書店公式通販サイト 「カラスの味」太田靖久