アンソロジスト vol.3

A5判  60ページ 中綴じ
縦210mm 横150mm 厚さ6mm 重さ 71g

800円+税 ISBN978-4-8038-0405-8

CコードC0491

2022年11月18日発売

紹介

田畑書店「ポケットアンソロジー」と連動する季刊誌の第三弾!クローズアップするのは坂口安吾。小説というジャンルの形式、手法を味わいつくした〈エピキュリアン〉としての坂口安吾。前号の太宰同様、「無頼派」と呼ばれる作家は、実は上質な作品を量産してた「勤勉な仕事人」だったことがわかります。書評家・スケザネ氏責任編集の頁では「世界から見た日本文学」を特集します。

目次

【特集】坂口安吾の短篇小説
 荻野アンナ 安吾、「村人」を描く
 七北数人 坂口安吾の歴史小説&純愛小説
 わかしょ文庫 坂口安吾の入り口

 井上荒野 娘が選ぶ父の短篇ベスト5 井上光晴
 増田みず子 人生に効く井伏鱒二(三) 独特な距離感あらわすエッセイ5選
 太田靖久 書下ろし短篇小説 「流れるプール」
 永山裕美 偏愛読書・2 灯の物語
 山本アマネ 短篇小説で一服 セアラ・オーン・ジュエット「ベッツィーの失踪」
 梅﨑実奈 くうねるあむ・3 そのときがきたら2
 小津夜景 存在のためのふわふわした組曲3 白百合の岬

 スケザネ図書室 by 渡辺祐真 『世界から見た日本文学』
 森山恵 レディ・ムラサキ、世界へ越境する
毬矢まりえ 世界の俳句の今
 エミリ・バリストレーリ 人生は森見日和
 プラダン・ ゴウランガ・チャラン 世界文学としての「方丈記」
 ピーター・J・マクミラン 翻訳という旅
 片上長閑 歩く目

 柳沼雄太 【書評】アニー・ディラード『本を書く』