〇新刊「水上勉の時代」の編者によるシンポジウムが開催されます

福井県のふるさと文学館で夏季企画展「生誕100年水上勉展 ~生きるということ~」が開催されます。

水上勉が1919年、福井県大飯郡本郷村(現・おおい町)に生まれてから、本年は生誕100年にあたります。水上勉は様々な職業を経験し、1948年、私小説『フライパンの歌』がベストセラーになり、1961年には「雁の寺」で直木賞を受賞しました。『飢餓海峡』などの社会派推理小説や『良寛』などの仏教文学、随筆や戯曲など幅広い分野の作品を描いています。
本展では、多彩な著作の中から、若い世代に向けて、生きるということの本質に迫った作品を中心に取り上げ、水上勉のまなざしや軌跡とともに紹介します。

シンポジウム「水上勉の時代」
日 時:令和元年9月1日(日)13:30~16:00
会 場:県立図書館多目的ホール
共 催:科研費研究グループ「水上勉資料の調査による戦後文学の総合
的研究」(代表:大木志門)
参加費:無料(要申込)

第一部 講演(各20分)13:30~14:50
大木志門(山梨大学准教授)「戦後文学としての水上勉」
掛野剛史(埼玉学園大学准教授)「編集者としての水上勉」
高橋孝次(帝京平成大学助教)「社会派としての水上勉」
劉晗(城西国際大学博士課程)「満州体験者としての水上勉」

第二部 座談会「水上勉を語る」 15:00~16:00
水上蕗子氏(水上勉長女)、第一部講師

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