新刊のお知らせ 3冊 (2016年10月31日発売)
新装田畑書店による新刊三冊のお知らせです。
一冊目はジャーナリスト山田健太による「放送法と権力」です。
高市早苗総務相の「電波停止」発言、あるいは「放送法遵守を求める視聴者の会」の新聞全面広告など、誤解が誤解を生みつつある放送法……その正確な意味を伝えつつ、報道の自由度の世界ランクが72位まで下落したこの国の「言論の自由」の危機がどこに由来するのかを、メディア論の第一人者が冷静沈着に論じきった唯一無二の論考。今後のジャーナリズムを考えるに当たって避けては通れない一冊!
(2016年10月31日発売)
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二冊目は一冊目と同じ山田健太による「見張塔からずっと 政権とメディアの8年」です。
ジャーナリズム論の第一人者である著者の、学問的ルーツとも言える沖縄。その地の地元紙・琉球新報に、月一回のペースで連載しているコラム「メディア時評」の8年間分を収める。言論の自由、そして民主主義そのものまでも失いかねない現在の状況は、いったいどのようにしてもたらされたのか? この激動の8年の時局のディテールをつぶさに記録。小口にインデックスを、また各年の扉裏に年表を付し、検索機能抜群。クロニクルとして手許に置きたい一冊!
(2016年10月31日発売)
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三冊目は長谷川順三による小説「波濤の虹」です。
敗戦後、朝鮮半島へ《逆引揚げ》をするという稀有な体験をもとに、戦争の悲惨と人間の希望を描いた半自伝的長編小説。著者のデビュー作!決して風化させてはならない戦争の記憶と平和がもたらす希望が、克明に刻まれた小説です。
(2016年10月31日発売)
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