アンソロジスト vol.5

A5変型判 縦210mm 横150mm 厚さ7mm 
重さ 71g 60ページ 中綴じ
定価 800円+税 
ISBN978-4-8038-0416-4 CコードC0491
発売日 2023年5月15日

紹介

田畑書店「ポケットアンソロジー」と連動する季刊誌の第五弾!
今号は宮沢賢治特集!今福龍太、澤口たまみ、岡田基生による「いつ読んでも新しい これからの宮沢賢治」。書評家・スケザネ氏責任編集は、小川哲と渡辺祐真による読書法と創作法をめぐる対話に、藍銅ツバメ、谷川嘉浩、箱乃なかみ、小磯洋光と多士済々の執筆陣で送ります。連載も充実、今号も文芸を愛する人の期待に応える内容です。

目次

【特集】いつ読んでも新しい これからの宮沢賢治
今福龍太 宮沢賢治の可変的〈心象スケッチ〉の愉しみ
澤口たまみ 自然を感じる宮澤賢治の短編ベスト5
岡田基生 イーハトーヴ──未完のプロジェクト

【存在のためのふわふわした組曲5】
小津夜景 雲の正体について

【PAエッセイ】
吉田篤弘 十字路のあるところ
【書下ろし短篇小説】
太田靖久 短いトンネルの先に

【短篇小説で一服】
山本アマネ ルーシー・モード・モンゴメリ『ロイド眼鏡』

【くうねるあむ・4】
梅﨑実奈 そのときがきたら③
平井弘 森のはなし(特別詠み下ろし連作短歌)

《スケザネ図書室》
渡辺祐真 前口上
小川哲 × 渡辺祐真 小川哲さんの読書法・創作法に迫る!
藍銅ツバメ レトロゲームと異種族お嬢様
谷川嘉浩 猫は猫であるだけでかわいい
箱乃なかみ 背伸びをすれば届く場所にある(追悼大江健三郎)
小磯洋光 翻訳と詩を始めるまで
片上長閑 いつものことば
渡辺祐真 編集後記

【書評】小川洋子・佐伯一麦著/『川端康成の話をしようじゃないか』
柳沼雄太〈書肆 海と夕焼〉 手癖に導かれた身体性

編集後記