エッセイ三昧
和合 亮一
四六判 404ページ 並製
定価 2,750円(税込)
ISBN 978-4-8038-0452-2
Cコード C0095
2024年11月21日発売
紹介
東日本大震災直後の福島からTwitterで詩を発信し続け、その詩は世界各国で翻訳されて、フランスでは第一回ニュンク・レビュー・ポエトリー賞を受賞。世界が認める詩人・和合亮一はまた、福島の高校で教鞭をとる国語教師でもある。毎朝、通勤電車に揺られて学校に通う日々、巣立っていく息子への思い……ごく普通の生活から〝詩〟が生まれていく過程を、直截に、ユーモアを交えて綴った、ほぼ10年にわたるエッセイの集大成! 特に中原中也、三好達治、草野心平から谷川俊太郎など19人の詩人について、その詩の本質を平易に、また柔らかく語った「ルミナスラインをあなたへ」は圧巻。
目次
目次より
朝の文箱(南日本新聞連載)12篇
詩ノ交差点アリマス(河北新報連載)72篇
震災からの日々(各紙誌掲載)12篇
詩人のあぐら(平凡社「こころ」連載)8篇
通勤の車窓から(各紙誌掲載)7篇
ルミナスラインをあなたに(雑誌「一個人」連載)22篇
著者プロフィール
和合 亮一 (ワゴウ リョウイチ)
1968年福島市生まれ。詩人。国語教師。福島大学卒。
第4回中原中也賞、第47回晩翠賞、みんゆう県民大賞、NHK東北放送文化賞、福島県文学賞などを受賞。
2011年、東日本大震災直後の福島からTwitterで連作詩『詩の礫』を発表し続け、同年5月、世界三大コンサートホールであるオランダのコンセルヘボウに招致、朗読にて福島の想いを発信するなど、国内外から注目を集める。
詩集やエッセイ集、絵本など多数刊行、特に震災後の著作は二十冊を超え、これらはフランス、ドイツ、ブラジルなど世界各国で翻訳、出版された。
また、2017年7月、小説家・村上春樹氏のフランス語版名訳で知られるコリーヌ・アトラン氏により、詩集「詩の礫」がフランスにて翻訳・出版され、第一回ニュンク・レビュー・ポエトリー賞を受賞。フランスでの詩集賞の受賞は日本文壇史上初となり、国内外で大きな話題を集めた。