第13回日本編集者学会セミナー
読者はどこへいった-雑誌出版の危機と読者の消滅について
若い層の読者は、ほとんどいなくなってしまった。普通の雑誌を買う人でも、趣味人扱いされ始めている。書店販売の中心であり、出版界の稼ぎ頭、また出版物流の要でもある雑誌の、実売数低下がもたらす影響は多岐にわたる。日本編集者学会第13回セミナーでは、これまで各雑誌が読者と考えていた大きな層の興味、好奇心が変化した現状と、雑誌が担っていた役割を振り返り、なお雑誌が出版の核となりうるのか、その可能性を探る。
2019年2月2日(土) 13:30ー16:00(開場13:00)
当日受付(予約不要) 資料代:1000円 学生無料
第一部 雑誌出版の危機と現在の読者
鼎談
阿部重夫(調査報道記者/月刊FACTA主筆)
河野通和(ほぼ日の学校長/編集者)
山田健太 (専修大学教授・ジャーナリズム論)
第二部 質疑と応答
阿部重夫(あべ・しげお)
1948年生れ。調査報道記者。日本経済新聞を経て、2003年より月刊誌「選択」編集長、2006年に月刊誌「FACTA」創刊。著書に「イラク建国」(中公新書)他、訳書にウォレス『これは水です』(田畑書店)、ディック『ジャック・イジドアの告白』(ハヤカワSF文庫)他。
河野通和(こうの・みちかず)
1953年生れ。1978年中央公論社(現中央公論新社)入社。「婦人公論」「中央公論」の編集長を歴任。2010年より新潮社 「考える人」編集長。2017年よりほぼ日の学校長。著書に『言葉はこうして生き残った』(ミシマ社)、『「考える人」は本を読む』 (角川新書)他。
山田健太(やまだ・けんた)
1959年生れ。 専修大学教授、専門は言論法、ジャーナリズム論。日本ペンクラブ専務理事・情報公開クリアリングハウス理事、自由人権協会理事など。著書に『沖縄報道』(ちくま新書)、『放送制度概論』(共著・商事法務)、『放送法と権力』 (田畑書店)他。
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