季刊 アンソロジスト 2022年 春 創刊号

A5判 縦 210mm 横 145mm 厚さ 6mm
重さ 72g 60ページ

中綴じ/ビニール袋封入済
定価 880円(税込み)

ISBN 9784803803983 

紹介

文化を編み換えるカルティベイト・マガジン『季刊 アンソロジスト』、2022年4月28日創刊!

『季刊 アンソロジスト』では選者によりテーマに合わせたお勧めの文学作品が選ばれ、紹介されます。

創刊号では「【特集】なんといっても「文学」の一丁目一番地 芥川龍之介の短篇小説 」として南木佳士さん、吉村萬壱さんが芥川の短編からベスト10を選びます。

増田みず子「人生に効く井伏鱒二」、松崎元子「娘が選ぶ父の短篇ベスト5 後藤明生」、荒川洋治「『ポケットアンソロジー・スターターキット』に寄せて」、ほか特集以外にも連載や読み物、書き下ろし短編、書店の案内など、読書家の好奇心の地図を広げる作品案内となっています。

選者によってえらばれた作品は、別売の”作品リフィル”としてそれぞれ単品で購入することが可能です。購入した”作品リフィル”は”ブックジャケット”に綴じることで、あなただけのお気に入りの短編アンソロジーを作ることができます。

目次

【特集】なんといっても「文学」の一丁目一番地
〈芥川龍之介の短篇小説〉
 ◎芥川龍之介・短篇ベスト10
  「古希を過ぎて芥川龍之介を読む」    南木佳士
  「ウクライナ情勢と芥川龍之介」     吉村萬壱

【人生に効く井伏鱒二(一)】
   短編小説の理想形           増田みず子
【娘が選ぶ父の短篇ベスト5】
   後藤明生               松崎元子
【『ポケットアンソロジー・スターターキット』に寄せて】
   初めての世界             荒川洋治
【書下ろし短篇小説】
 父の自転車と母の赤い車          太田靖久
【代わりに読む《山本周五郎》】       友田とん
【くう・ねる・あむあむ・1】        梅﨑実奈
【短篇小説で一服】キャサリン・マンスフィールド「園遊会」
                      山本アマネ
《スケザネ図書室》
・前口上   渡辺祐真
・永井玲衣  インタビュー「詩と哲学の交点」
・小津夜景  存在のためのふわふわした組曲1「ねてもさめても」
・水原紫苑  短歌    「水車小屋の乙女」
・上坂あゆ美 エッセイ  「無害老人計画」
・宮崎智之  評論    「中原中也の「朝の歌」」
・森山恵   評論    「女性詩人たちの「空」」
・片上長閑  評論    「子規小見」
・編集後記  渡辺祐真

【読書会のためのアンソロジー】
 そこにある死を掲げて  〈書肆 海と夕焼〉柳沼雄太
【BOOK SHOP’s Selection】〈NENOi〉    根井啓
【「貝がら千話」から】わるいものは猫になる モノ・ホーミー