小川文学の軌跡とこれから ネットで ブックフェア
『小川洋子のつくり方』の刊行を記念してブックフェアを開催しています ※現在終了
このブックフェアは、動画、サイト、紙媒体とクロスメディアで活躍する書評家 渡辺祐真 (スケザネ) さんにより、
小川洋子さんの作品と、小川作品関わる本、総計で50冊以上が選ばれ、全冊に短評のコメントを付けていただきました。
また会場限定で、短評コメントとその本の紹介、小川洋子論2篇を収録した冊子を無料で配布しています。
ただ、開催書店が限られていたことなどあり、直接店舗へ訪れることができないとの声をいただきました。
そこで 渡辺祐真 (スケザネ) さんのご厚意もあり、ブックフェアをネット上でも開催します。
会場で配られた冊子、選書リスト、短評のすべてをこのページで見ることができます。
会場の様子も写真データとして少し掲載しています。
こんな感じなんだなと思っていただけたら嬉しいです。
小川洋子さんと、渡辺祐真 (スケザネ) さんがいざなう、読書の旅をお楽しみください!
【 小川文学の軌跡とこれからブックフェア配布冊子】
[PDFファイル]
【 小川文学の軌跡とこれからブックフェア選書リスト 】
[Excelファイル]
選書リスト① 小川洋子の作品たち
NO. | タイトル | 著者名 | 出版社 |
---|---|---|---|
1 | 小川洋子のつくり方 | 小川洋子 | 田畑書店 |
2 | 密やかな結晶 | 小川洋子 | 講談社文庫 |
3 | アンネ・フランクの記憶 | 小川洋子 | 角川文庫 |
4 | やさしい訴え | 小川洋子 | 文春文庫 |
5 | 琥珀のまたたき | 小川洋子 | 講談社文庫 |
6 | ことり | 小川洋子 | 朝日文庫 |
7 | 博士の愛した数式 | 小川洋子 | 新潮文庫 |
8 | 物語の役割 | 小川洋子 | ちくまプリマー新書 |
9 | 深き心の底より | 小川洋子 | PHP文芸文庫 |
10 | 凍りついた香り | 小川洋子 | 幻冬舎文庫 |
11 | 完璧な病室 | 小川洋子 | 中公文庫 |
12 | 妊娠カレンダー | 小川洋子 | 文春文庫 |
13 | 小箱 | 小川洋子 | 朝日新聞出版 |
14 | ブラフマンの埋葬 | 小川洋子 | 講談社文庫 |
15 | 猫を抱いて象と泳ぐ | 小川洋子 | 文春文庫 |
16 | 生きるとは、自分の物語をつくること | 小川洋子/河合隼雄 | 新潮文庫 |
17 | ゴリラの森、言葉の海 | 小川洋子/山極寿一 | 新潮文庫 |
18 | 科学の扉をノックする | 小川洋子 | 集英社文庫 |
19 | そこに工場がある限り | 小川洋子 | 集英社 |
選書リスト② 小川洋子の本箱
NO. | タイトル | 著者名 | 出版社 |
---|---|---|---|
20 | 愛の生活・森のメリュジ-ヌ | 金井美恵子 | 講談社文芸文庫 |
21 | 中国行きのスロウ・ボート | 村上春樹 | 中公文庫 |
22 | 「つながり」の進化生物学 | 岡ノ谷一夫 | 朝日出版社 |
23 | 若き日の哀しみ | ダニロ・キシュ | 創元ライブラリ |
24 | 夏の花・心願の国 | 原民喜 | 新潮文庫 |
25 | 海を感じる時・水平線上にて | 中沢けい | 講談社文芸文庫 |
26 | 天才の栄光と挫折 | 藤原正彦 | 文春文庫 |
27 | 気になる部分 | 岸本佐知子 | 白水uブックス |
28 | ねにもつタイプ | 岸本佐知子 | ちくま文庫 |
29 | 増補新訂版 アンネの日記 | アンネ・フランク | 文春文庫 |
30 | うたかたの日々 | ボリス・ヴィアン | ハヤカワepi文庫 |
31 | 西瓜糖の日々 | リチャード・ブローティガン | 河出文庫 |
32 | 小川洋子と読む 内田百閒アンソロジー | 小川洋子、内田百閒 | ちくま文庫 |
33 | 眠れる美女 | 川端康成 | 新潮文庫 |
34 | 偶然の音楽 | ポール・オースター | 新潮文庫 |
選書リスト③ 小川洋子を通して世界を広げてみる
NO. | タイトル | 著者名 | 出版社 |
---|---|---|---|
35 | JR上野駅公園口 | 柳美里 | 河出文庫 |
36 | 錦繍 | 宮本輝 | 新潮文庫 |
37 | アーカイブの思想 | 根本彰 | みすず書房 |
38 | なぜ科学はストーリーを 必要としているのか | ランディ・オルソン | 慶応義塾大学出版会 |
39 | 波 | ヴァージニア・ウルフ | 早川書房 |
40 | 未来のサイズ | 俵万智 | KADOKAWA |
41 | 人間の建設 | 小林秀雄・岡潔 | 新潮文庫 |
42 | 数学は言葉 | 新井紀子 | 東京図書 |
43 | ケアの倫理とエンパワメント | 小川公代 | 講談社文庫 |
44 | 須賀敦子全集1 | 須賀敦子 | 河出文庫 |
45 | 野生のアイリス | ルイーズ・グリュック | KADOKAWA |
46 | 部分と全体 | ハイゼンベルク | みすず書房 |
47 | 科学・技術の二〇〇年をたどりなおす | 村上陽一郎 | NTT出版 |
48 | ヒトラーとナチ・ドイツ | 石田勇治 | 講談社現代新書 |
49 | 数量化革命 | アルフレッド・W・クロスビー | 紀伊国屋書店 |
50 | 数の発明 | ケイレブ・エヴェレット | みすず書房 |
51 | 柿本人麻呂 (コレクション日本歌人選) | 高松寿夫 | 笠間書院 |
52 | 量子力学と私 | 朝永振一郎 | 岩波文庫 |
53 | 胎児の世界 | 三木成夫 | 中公新書 |
54 | 夢十夜を十夜で | 高山宏 | 羽鳥書店 |
【 関連動画 :スケザネ図書館より 】
【 ブックフェア選者 】
渡辺祐真 (スケザネ)
1992年、東京都生まれ。東京のゲーム会社でシナリオライターとして働く傍ら、文筆家、書評家、書評系YouTuberとして活動。ラジオ、トークイベントにも多数出演。
執筆記事に、「本棚がイギリスの麦畑に思えたとき」(幻冬舎plus)、「俵万智の全歌集を「徹底的に読む」(『短歌研究 2021年6月号』)、「「推し」て、知るべし一一三溪・原富太郎に学ぶ「推し」の美学」(『月刊経団連2021年10月号』)、連載「純喫茶で名文を」(ポータルサイト「ケムール」)などがある。
YouTubeチャンネル「スケザネ図書館」では、書評や書店の探訪、ゲストとの対談など、多数の動画を展開している。 翻訳家 Emily Balistrieri のアシスタントとして、森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』(“The Night Is Short, Walk on Girl”) などの翻訳を手掛けた。
<好きな作家> 伊勢、ヴァージニア・ウルフ、小川洋子、北杜夫、葛原妙子、小林秀雄、西行、須賀敦子、俵万智、ダンテ、辻村深月、ネルヴァル、平野啓一郎、ピンチョン、E・M・フォースター、ペソア、水原紫苑、森見登美彦、李商隠
<好きな漫画家> 浦沢直樹、近藤ようこ、山岸涼子、山口つばさ、よしながふみ
<好きな音楽家> 久米小百合(久保田早紀)、椎名林檎、すぎやまこういち、アート・テイタム、ハシッド
<好きな画家> 小林古径、東山魁夷、モランディ
<好きな芸能人> 渥美清、唐沢寿明、岸恵子、佐久間宣行、高峰秀子、ファーストサマーウイカ、中村伸郎、水谷豊